Calvin Gwandure (2008) "Disability, locus of control and HIV and AIDS prevention and control"
Calvin Gwandure (2008) "Disability, locus of control and HIV and AIDS prevention and control", International Journal of Disability, Community and Rehabilitation, Vol.7, No.1
1.背景
・なぜ学生の中でも特に障害学生はHIV/AIDSに関する知識や大学のHIV/AIDSプログラムに無関心なように見えるのか?
・統制の所在(Locus of Control)に着目して、この理由を考える。
・自発的な制御(internal locus of control)と外的な制御(external locus of control)
・アフリカでは障害は運命として認識されることが多い。そのため障害者の多くが物事を自発的な制御ではなく、外的な制御で捉える。
・internal、externalは、HIV/AIDSに対する対応の違いにも現れる。
・なぜ学生の中でも特に障害学生はHIV/AIDSに関する知識や大学のHIV/AIDSプログラムに無関心なように見えるのか?
・統制の所在(Locus of Control)に着目して、この理由を考える。
・自発的な制御(internal locus of control)と外的な制御(external locus of control)
・アフリカでは障害は運命として認識されることが多い。そのため障害者の多くが物事を自発的な制御ではなく、外的な制御で捉える。
・internal、externalは、HIV/AIDSに対する対応の違いにも現れる。
2.仮説
(1)障害学生は、統制の所在(locus of control orientation)が障害を持たない学生と異なる
(2)障害学生は、HIV/AIDSのリスク計測が障害を持たない学生と異なる
(1)障害学生は、統制の所在(locus of control orientation)が障害を持たない学生と異なる
(2)障害学生は、HIV/AIDSのリスク計測が障害を持たない学生と異なる
3.調査手法
・50名の障害を持つ大学生(実験群)と50名の障害を持たない大学生(対照群)を募集。
(1)Rotter's Locus of Control Scale
(2)The WHO AIDS KABP Questionnaire
(3)The focus group qualitative data gathering technique
の3つの手法を用いた。
・50名の障害を持つ大学生(実験群)と50名の障害を持たない大学生(対照群)を募集。
(1)Rotter's Locus of Control Scale
(2)The WHO AIDS KABP Questionnaire
(3)The focus group qualitative data gathering technique
の3つの手法を用いた。
4.結果
(1)サンプルの特徴
・障害学生の多くが小学校段階から国やNGOの援助を受けていた
・障害児学校や施設出身の者もいた
・総じて、これまでにHIV/AIDSに関する知識を得る機会が少なかった
(1)サンプルの特徴
・障害学生の多くが小学校段階から国やNGOの援助を受けていた
・障害児学校や施設出身の者もいた
・総じて、これまでにHIV/AIDSに関する知識を得る機会が少なかった
(2)計量的な結果
・障害学生と非障害学生を比べた結果、障害学生のlocus of controlが「外的な制御」に有意に偏っていた
・同様に、障害学生のHIV/AIDSリスクは非障害者のそれに比べ有意に高かった
・障害学生と非障害学生を比べた結果、障害学生のlocus of controlが「外的な制御」に有意に偏っていた
・同様に、障害学生のHIV/AIDSリスクは非障害者のそれに比べ有意に高かった
(3)障害グループごとのインタビュー結果
・聴覚障害者…さまざまな場面で手話での情報がない、マスメディアは聴覚障害者がHIV/AIDSの対象になるという認識をもって報道しない、ほとんどの人が聴覚障害者にHIV/AIDSの話をしようとしない
・視覚障害者…「見て学ぶ」ことができないのでコンドームの正しい使い方が分からない、HIV/AIDSは人が作り出したと信じて保健所に行きたがらない者がいる、自分の障害が超自然的なものによって生じたと信じている者がいる、HIV/AIDSは伝統医療・呪術師で治ると信じている者がいる
・車いすユーザー…性的虐待を受けた、健常者が同情心から障害者と性的関係を持つことへの不満、健常者側が安全な性行為をしない結果としてHIVなどに感染しても障害者側が責められる
・脳性まひ者…性行為中に相手がコンドームを外してもそれを止めることができない、健常者側が虐待するのではないかということで親戚が二人の関係を阻む、HIV/AIDSのリスクがあっても離婚を切り出すことができない
・聴覚障害者…さまざまな場面で手話での情報がない、マスメディアは聴覚障害者がHIV/AIDSの対象になるという認識をもって報道しない、ほとんどの人が聴覚障害者にHIV/AIDSの話をしようとしない
・視覚障害者…「見て学ぶ」ことができないのでコンドームの正しい使い方が分からない、HIV/AIDSは人が作り出したと信じて保健所に行きたがらない者がいる、自分の障害が超自然的なものによって生じたと信じている者がいる、HIV/AIDSは伝統医療・呪術師で治ると信じている者がいる
・車いすユーザー…性的虐待を受けた、健常者が同情心から障害者と性的関係を持つことへの不満、健常者側が安全な性行為をしない結果としてHIVなどに感染しても障害者側が責められる
・脳性まひ者…性行為中に相手がコンドームを外してもそれを止めることができない、健常者側が虐待するのではないかということで親戚が二人の関係を阻む、HIV/AIDSのリスクがあっても離婚を切り出すことができない
5.議論・インプリケーション
・仮説は証明された
・HIV/AIDSプログラムの改善の必要性
・環境要因と個人の抱える困難さが個人の統制の所在に影響を与える
・自発的な統制ができないことで、性的健康、精神保健にもネガティヴな影響を与える
・仮説は証明された
・HIV/AIDSプログラムの改善の必要性
・環境要因と個人の抱える困難さが個人の統制の所在に影響を与える
・自発的な統制ができないことで、性的健康、精神保健にもネガティヴな影響を与える
コメント
コメントを投稿